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室内を全て解体するスケルトン工事のメリットとデメリット

室内を全て解体するスケルトン工事のメリットとデメリット

スケルトン状態からのリフォーム工事

室内を全て解体するスケルトン工事のメリットとデメリット

リフォーム工事には、現状の間取りや下地をそのまま利用して施工する工事と、1度解体してから施工するリフォーム工事があります。

スケルトン工事とは?

キッチンやトイレ等の設備や室内の壁や床等、室内の躯体(解体出来ない柱や梁)以外を全て解体する工事をスケルトン工事といいます。

スケルトンにする事のメリット

スケルトンリフォーム

①自由な間取りを好きな形に作り直す事が出来る

玄関側にあったリビングを窓側に作り直したり、狭かった脱衣場やトイレの向きを変更したりすることが可能です。

②壁や床の下地を綺麗な状態に出来る

壁や天井のクロスは貼り替えるたびに裏紙というものが壁に残り、だんだんと下地の状態が悪く仕上がりが汚くなります。

スケルトンにすることで下地も新しくなる為、綺麗な下地が蘇ります。

③老朽化した配管の取替

古い建物では特に、お湯の配管が銅管で組まれている建物が多くあります。

銅管の配管は古くなると、ジョイント部分に隙間が出来て水漏れをおこします。

また戸建の古い建物では、排水管が土管で出来ている建物もあります。

そのような配管を、漏水の心配がない配管に交換する事が出来ます。

④バリアフリーに出来る

床を撤去して作り直すことで、床下に通っている配管を移設しフラットな床にするバリアフリーが可能です。

お風呂も入れ替える事で、バリアフリーに対応したユニットバスを設置できます。

⑤室内空間が広がる

壁や天井が取り除かれる事で、建設時に隠されてしまったデットスペースの有効利用や、天井を高く作り直すことが可能です。

 

スケルトンにする事のデメリット

①リフォーム工事費用が高くなる

室内を全て解体するので、作業費と解体したごみ代がリフォーム工事とは別に必要となります。

ごみ処分は産廃扱いになる為、費用が高額になります。

②水回りの移設には限界がある

床下や壁の中には配管が通っていますが、それは全てマンションの本管に繋がっています。

排水も給水も本管接続する必要がありますが、排水管は勾配を付ける必要があります。

勾配を付ける事で流した水が本管に向かって流れていくのですが、本管までの距離が遠いと配管の高さが高くなってしまいます。

その為、水回りの移設には限界があります。

③分譲マンションの場合は窓のサッシや玄関ドアはさわれない

分譲マンションの場合、玄関ドアや窓サッシは共用部になります。

その為、勝手に取り換えたり塗装する事が出来ません。

④解体時の騒音

解体工事は大きい音が発生します。

特に古いマンションで、間仕切壁をブロックで作ってある場合はハツリ機や大きなハンマーで叩き割る作業となります。

近隣住民の方へ工事前の挨拶はしますが、あまりの音にクレームになる可能性があります。

 

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